海老蔵 結婚の菊之助から「こんな時にごめんね」

[ 2013年2月18日 17:57 ]

「ル テアトル銀座 三月花形歌舞伎」製作発表会見出席した市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(35)が18日、都内で行われた「ル テアトル銀座 三月花形歌舞伎」の製作発表会見に登場。父で歌舞伎俳優の市川団十郎さんが3日に66歳で亡くなって以降、初めての会見出席となった。

 団十郎さんの死で市川宗家を背負って立つ立場となり、「(亡くなったことは)突然のことだったので、最初は戸惑いましたが、子供の時からいつかこの時が来るとは考えていた。覚悟はもちろん、あります」と海老蔵。「それは受け止めていくしかないですし、自分としても鍛錬を積んでいくしかない。歌舞伎十八番の演目もきちんと受け継いでいき、今の世の皆さんに歌舞伎を楽しんでいただくことを模索していきたい。私は欲張りですから、祖父のように鋭く、いつかは父のように大きく丸く、そういうふうに(市川宗家を)守っていけたらいいですね」と決意を述べた。

 4月に新歌舞伎座がリニューアルオープンするだけでなく、14日に同じ年の尾上菊之助(35)が中村吉右衛門(68)の四女波野瓔子(ようこ)さん(30)との結婚を発表、海老蔵にも3月末には長男が誕生する予定。歌舞伎界にも嬉しい話題が続く。

 待望の跡取りとしての期待もあるが、「それは彼が決めることなので。私自身が芸道精進して、彼が見てくれるとしたならば恥ずかしくない歌舞伎役者になっていないといけない」と明言を避けた。夫人の小林麻央(30)の体調は「順調だと思います。(誕生は楽しみ?)そうですね」と笑顔で報告した。

 また、菊之助の結婚は知らなかったといい、「本当に嬉しくて、その日に電話もして、メールもした。彼は『こんな時にごめんね』と言ってたんですが。子供の頃からずっと一緒だったので、自分のこと以上に嬉しくて、父にも報告した」と幼なじみの幸せを喜んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2013年2月18日のニュース