キンタロー。撃破だ!先輩・雷ジャクソン高本「芸能界の厳しさ教えたい」

[ 2013年2月8日 07:00 ]

R-1決勝で使う予定のネタを披露する雷ジャクソン高本

 12日に開かれる一人話芸No・1決定戦「R―1ぐらんぷり2013」の決勝に初出場する雷ジャクソン高本(36)が7日、大阪市内で新ネタ披露ライブを開いた。今大会は、AKB48のモノマネでブレーク中の女性芸人・キンタロー。に注目が集まる中、松竹芸能の先輩として「そろそろ芸能界の厳しさを教えたい」と、キンタロー。撃破を誓った。

 “キンタロー。特需”に沸く松竹芸能の“秘密兵器”がR―1決勝に登場する。普段はコンビ「雷ジャクソン」で活動する高本だが、同大会には3年連続で挑戦。過去2回は準決勝にも進めなかった。今年は、元海上自衛官という異色の経歴を生かした“海上自衛隊あるあるネタ”を初披露し、見事にファイナリストの座を射止めた。海上自衛隊の裏側を暴露する際どい?ネタのため、「テレビの電波に乗せていいのか。国を敵に回しかねない事態に、身の危険を感じてます」と、喜びより困惑が大きい心中を明かして笑わせた。

 決勝は12人が3ブロックに分かれて戦い、各ブロック1位の3人が最終決戦を行う。高本は、今をときめく人気芸人のキンタロー。やスギちゃん(39)と同じCブロック。事務所の後輩のキンタロー。が、高本のいるブロックを後から選んで加わったことに、「なんで松竹芸人同士でつぶし合う構図をつくるのか」とぼやき、「何より、後輩から“勝てる”と判断されたことがショック」と嘆いた。「でも、注目されるおいしいブロック。ここで2人を倒せば歴史が変わる」と前向き。12人のファイナリスト中、トリで登場するが、「明らかに僕のネタが一番めちゃくちゃ。強い印象を残せたら」と意気込んだ。

 この日、決勝の2本目(最終決戦)に出す予定の新ネタを披露。キンタロー。の陰に隠れた高本に光を当てようと、同イベントを企画した松竹芸能の先輩「シンデレラエキスプレス」の渡辺裕薫(45)は、場内の爆笑ぶりに、「(優勝も)いけるで!」と太鼓判。だが高本は「“優勝じゃなく、スギちゃんみたいに2位を狙え”という母親からのアドバイスに従おうかな」と、王者より確実なブレークを狙う策士ぶりものぞかせていた。

 ◆雷ジャクソン高本(かみなりじゃくそんたかもと)本名・高本剛志(たかもと・たけし)1976年(昭51)2月25日、大分県出身。黒木俊彦とのコンビ「いしまる」で2008年、「第9回笑わん会」優秀賞受賞。2011年11月、ラジオ番組内でコンビ名を「雷ジャクソン」に改名した。

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