海老蔵 団十郎さん最期に「家族全員で立ち会うことができた」

[ 2013年2月7日 06:32 ]

市川海老蔵に付き添われ、団十郎さんの棺を乗せた霊きゅう車は自宅を後にする

 肺炎のため3日に66歳で亡くなった歌舞伎俳優の市川団十郎(いちかわ・だんじゅうろう、本名堀越夏雄=ほりこし・なつお)さんの密葬が6日、東京都目黒区の自宅で営まれた。

 長男で喪主の市川海老蔵(35)は3日午前11時ごろに、容体急変の知らせを受けたという。

 地方で仕事中だった長女の舞踊家ぼたん(33)が病室に駆けつけるまで、頑張った父の姿を明かした。「耳だけは聞こえていたので」と母の希実子さん、妻でフリーキャスターの小林麻央(30)らと声を掛け続けた。ぼたんは約1時間後に到着。「ぼたんは“ありがとう。愛してるよ”と声を掛けられた。歌舞伎界では父の死に目に会えないことも多いが、家族全員で立ち会うことができた」とわずかに口元を緩めた。

 松竹によると、表情と声は沈みがち。だが、一言一言をかみしめるように話したという。「今はむなしく、寂しいですが懸命に精進し、まい進いたします」と、決意を示した。

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