松本幸四郎「潔く、見事な一生だった」

[ 2013年2月4日 19:53 ]

市川団十郎さん死去

 歌舞伎俳優の松本幸四郎の話 昨年の10月、新橋演舞場で2人で「勧進帳」の弁慶と富樫を交互に演じたのが最後でした。祖父(七代目幸四郎)の追遠ができてよかったと、いとこ同士喜び合ったことが忘れられません。

 成田屋の名跡、大病等、彼の人生は重圧と苦難の連続だったと思います。それらに真正面から立ち向かって闘い抜きました。立派でした。

 歌舞伎俳優市川団十郎としては、これからますます完成されていったであろうし、また人間堀越夏雄としては、自分の人生を百二十パーセントも百三十パーセントも力を出し切って生き抜いたと思います。潔くそして見事な一生だったと思います。

続きを表示

2013年2月4日のニュース