「R-1」決勝の見どころを探る キンタロー。の勢いを止めるのは?

[ 2013年1月31日 15:55 ]

キンタロー。は「フライングゲット」の決めポーズ

 1人話芸No・1決定戦「R-1ぐらんぷり2013」のファイナリスト12人が31日、決まった。27日に行われた準決勝のネタを参考に、決勝の見どころを探る。

 11回目を迎える今回は、前回と同じく変則トーナメント方式。12人が3つのブロックに分かれ、それぞれ勝者1人を決定。ブロックを勝ち抜いた3人が最終決戦を行う。

 過去最多のエントリー3684人の頂点に立つのは?本家AKB48からモノマネ公認をもらったキンタロー。の破竹の勢いを止めるのは誰か?ニュースターは誕生するのか?決勝は2月12日午後7時からフジテレビ系で生放送される。(以下、カッコ内の数字はネタ披露順)

 ◆Aブロック(1)岸学(2)三浦マイルド(3)ヤナギブソン(4)プラスマイナス岩橋

 「どきどきキャンプ」の岸学(34)に注目。米ドラマ「24」のジャック・バウアーのモノマネが定番だが、東京準決勝は「生活改善ダイエットマン」という新キャラを披露。キンタロー。に次ぐ爆笑を誘っていた。過去、2006、09年と2度、決勝に進出した実力者。トップバッターのやりにくさはあるが“万年ダークホース”から一皮むけそうだ。

 「広島弁講座」の三浦マイルド(35)「道でファンに“むちゃブリ”されたら…」のプラスマイナス岩橋(34)は豪快なキャラクター、体格などがややカブるか。ヤナギブソン(36)は夫人の妊娠が分かったばかり。04年、12年と決勝進出。三度目の正直で、花を添えられるか。

 ◆Bブロック(5)ヒューマン中村(6)三遊亭こうもり(7)田上よしえ(8)桂三度

 落語家初の優勝へ2人が挑む。三遊亭こうもり(29)は11年8月、三遊亭好楽(66)に入門。東京準決勝は「都々逸がうまい子ども」のネタ。壇蜜ら旬の話題を交え、観客の心をガッチリつかんだ。

 桂三度(43)は11年3月、桂文枝(69)に弟子入り。大阪準決勝のネタは○○っぽい言葉を当てる架空のクイズ番組「クイズぽいぽい」。落語の形を取りながら“らしく”シュールな世界観を展開した。08年は「世界のナベアツ」として3位。今度は落語家として決戦に臨む。

 ヒューマン中村(29)はフリップを使い「○○っぽい言葉」。フリップ芸が多い中、出来栄えは群を抜いていた。田上よしえ(40)はバーテンダーに扮して漫談。インパクトのあるビジュアルは爆発力を秘める。

 ◆Cブロック(9)キンタロー。(10)スギちゃん(11)アンドーひであき(12)雷ジャクソン高本

 今、最も勢いがあるキンタロー。(31)と前回大会準Vのスギちゃん(39)がいきなり激突する。

 東京準決勝のキンタロー。は十八番、元AKB48前田敦子のモノマネを披露。「フライングゲット」のメロディーに乗り、切れのあるダンスを披露した時が場内は一番の盛り上がりとなった。光浦靖子のモノマネも絶品。アントニオ猪木のモノマネをする前田、とバリエーションもある。勢いに加え、ネタの構成力も示した。

 スギちゃんは東京準決勝で「ワイルド」ネタを解禁。観客の反応を見ながら「まだイケるぜぇ」「ボツだぜぇ」とネタを振り分けていった。会場の雰囲気を感じながらネタを繰り広げるあたりは、さすがは場慣れした感があった。決勝は「ワイルド」なのか、新ネタなのか注目される。

 アンドーひであきはアンドロイドに扮し、動きだけで小栗旬ら完成度の高いモノマネ。雷ジャクソン高本(36)は海上自衛隊にいた経歴を生かした「あるあるネタ」。ともに観客のウケはよく、決して侮れない。

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2013年1月31日のニュース