ありがとう藤本義一さん 桂文枝ら300人がしのぶ

[ 2013年1月23日 18:48 ]

藤本義一さんをしのぶ「ありがとう義一さんの会」であいさつする桂文枝

 テレビの司会など多方面で活躍し、昨年10月に79歳で死去した直木賞作家の藤本義一さんをしのぶ「ありがとう義一さんの会」が23日夕、上方落語協会会長の桂文枝さんら約300人が出席して、大阪市内で開かれた。

 冒頭、会の呼び掛け人の一人、ファッションデザイナーのコシノヒロコさんが、会場正面に掲げられた遺影に「ダンディーという言葉は義一先生のためにあったと思います。大阪をこよなく愛し、最高の文化人として私たちを導いてくれました」と語り掛けた。

 続いて文枝さんが「先生は上方の演芸を愛し、応援してくださいました。本当に長い間ありがとうございました」と、献杯の音頭をとった。

 会場では、約50年の作家生活や番組「11PM」での軽妙な司会を振り返る映像、藤本さん原作の映画「鬼の詩」を上映。関西発の芸能の発展にも尽力した業績をしのんだ。

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2013年1月23日のニュース