安藤サクラ「感謝感謝なんですけど○○○にして出す」

[ 2013年1月18日 06:00 ]

女優助演賞を受賞した安藤サクラ

2012年毎日映画コンクール 女優助演賞

 「感謝感謝なんですけど、早めにのみ込んで、ウンコにして出さないと。もちろん血にも肉にもしなくては!」

 安藤サクラ(26)は、受賞の感想をそう表現した。対象作「愛と誠」で演じたスケバン・ガムコをほうふつさせるブッとんだ答えに、思わず噴き出した。だが、受賞を真剣に受け止めたからこその答えだ。

 4度目の映画化となった「愛と誠」は、不良や純愛といった“昭和の題材”をミュージカル調にアレンジした怪作。とりわけ主人公に恋するガムコの存在感が際立った。不細工キャラのいちずな愛情はコミカルで、悲しくて、かわいくて、そしてどこか気持ち悪い。昨年3月に結婚した俳優柄本佑(26)の反応を聞くと「ああいう役は何度もやってるし、なんとも感じてないと思う」と苦笑いした。

 「ヤンキーや、ケンカに憧れていた。でも小心者で、ビビってできなかった。ボクシングを始めたりもしたんですが…」と明かす。そんなところに来たガムコだけにノリノリで演技。校舎3階の窓から逆さづりにされるシーンでは、パンツ丸出しの熱演を見せた。

 毎日映コンでは父の奥田瑛二(62)が男優主演賞を2度、佑の父である柄本明(64)も男優助演賞を受賞している“華麗なる一族”。「賞をもらったからって、浮かれてなんていられない。勘違いなんてしてない」と、しっかり前を向いている。

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