崔洋一監督「無念の一言。強く自分の作家的資質を表現していた」

[ 2013年1月15日 21:26 ]

大島渚監督死去

 ▼映画監督崔洋一さんの話 率直に言って、無念の一言に尽きる。常に世界の観客や映画人に向けて、強く自分の作家的資質を表現していた。世間的には怖い映画監督というイメージがあり、たしかにそういう側面もあったが、基本的には愉快な人だった。お酒を召し上がると機嫌が良くなり、議論もするけど、それ以上によく歌う。食に対する造詣も深く、私たちもよくそのご相伴にあずかった。偉大なるインテリであると同時に、大衆文化を侮る人ではなかった。私たちは偉大な映画監督を、またひとり失った。

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2013年1月15日のニュース