鈴木砂羽 “お蔵入り映画”復活に笑顔「こんな日が来るなんて」

[ 2013年1月13日 18:50 ]

映画「しあわせカモン」試写会で撮影当時を振り返る鈴木砂羽(右)と石垣佑磨

 女優の鈴木砂羽(40)が13日、都内で行われた主演映画「しあわせカモン」(26日公開)の試写会に、共演の石垣佑磨(30)とともに出席した。

 出身地の岩手県を中心に活動しているミュージシャン・松本哲也(36)とその母親の半生を描いた親子の物語。薬物依存に苦しみながらも子どもを愛する母親を鈴木が体当たりで演じた。

 この映画には上映にこぎつけるまで長い経緯があった。09年に完成するも、諸事情で劇場公開は岩手県のみで期間も1週間だけ。事実上の“お蔵入り”だったという。しかし、11年に初開催された未公開作品を集めた「第一回お蔵出し映画祭」でグランプリを受賞し、日の目を見たことで、全国公開に至った。

 中村大哉監督は「お蔵入りから復活するケースは9割方ない。公開できない映画が多い現状がある中で、映画祭に光を当ててもらった」と感謝し、鈴木も「一度は諦めかけたこともあったけど、こんな日が来るなんて」と“奇跡”を喜んだ。

 鈴木は、この映画の撮影後に現在の夫と知り合い、一昨年結婚。「3年という月日は大きい」としみじみ振り返りながらも、「夫は(石垣)佑磨君と同じ歳だけど、そんな感じにならなかったね」と恋愛関係を否定し、大声で笑ってみせた。

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