CD生産14年ぶり増 達郎、ユーミン…高年齢層後押し

[ 2012年12月21日 06:00 ]

 音楽CDの生産枚数は1月から11月までの集計で約1億9662万枚となり、1カ月残して昨年の約1億9656万枚を超えたことが20日、日本レコード協会の調べで分かった。前年を上回ったのは98年以来。生産金額も約2038億円。12月分が加われば昨年の約2085億円を超えるのは確実とみられる。

 ミリオンセラーはアルバムがAKB48などの4作品で昨年と同数。50万枚以上の作品に山下達郎(59)、松任谷由実(58)、桑田佳祐(56)らベテランのアルバムが入り、10万枚以上売り上げた作品数が昨年より増えた。同協会は「比較的高い年齢層の購買が増えたことや、ヒット作品が多様化したことが好調の要因では」と分析。CD生産は、インターネットなどの普及による音楽の聴き方の変化や海賊盤の増加などの影響で98年の約4億5717万枚、約5879億円をピークに激減していた。

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2012年12月21日のニュース