8年目のAKB “初心”劇場&握手会を重視…戸賀崎支配人語る

[ 2012年12月18日 12:25 ]

グループのスキルアップを強調する総監督の高橋みなみ

 AKB48が8年目に突入した。今年は夏に東京ドーム公演を実現し、スタート当初からの大きな目標を達成。グループとして次に目指すべき地点はどこなのか…。

 劇場支配人の戸賀崎智信氏(39)は「なんとなく、それは物理的な目標じゃないと思っている。東京ドームを人数的に超える会場での公演や全国の5大ドームツアーということも考えられなくはないが、それが目標かどうかと言えば、違うと感じる」と明かす。

 今のAKBならばドームツアーも十分に可能だろう。しかし、劇場に7人しか客が入らなかった状態から7年で東京ドーム公演を成功させたという振り幅の大きさを考えれば、確かにドーム公演の規模拡大だけでは目標として面白みに欠ける。

 総監督の高橋みなみ(21)は今月8日の7周年公演のあいさつで、AKBの現状についてこう語っている。

 「皆さんから次の目標は何なのか問われることが多いです。私たちもずっと考えていました。まだ自分たちにも“これだ”というものは掲げられていないし、何をやっていけばいいんだろうと、悩む日々もありました。まだ掲げられてないからこそ、今大変なんだなと思います。目標がはっきりしていればそこに向かって全力で向かうことができます。今はまだ掲げられていないから、どうしていいか悩みます」

 戸賀崎氏は「たかみなのあいさつには“こんなんじゃダメだ”というあがきが感じられた。目標がないから苦労しているのだと思う」と話す。

 やがて新たな目標が定まる日も訪れるだろう。今はその時のための準備期間とも言える。

 高橋は「次に“これをやってみよう”“これをやってみなさい”と秋元(康)先生に言われた時、超えられる私たちでありたい。今はそれがひとつの目標」と、グループのスキルアップを強調する。

 戸賀崎氏は「“初心に帰る”と言うのはいまさらのようだが、やはりそれが一番大切なこと。来年はAKBの原点である劇場公演と握手会に力を入れたい」と抱負を述べている。

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2012年12月18日のニュース