滝クリ「名前がカタカナの私が?」初の時代劇ナレーション

[ 2012年12月10日 06:00 ]

「御鑓拝借」の台本を手に笑顔の滝川クリステル

 竹中直人(56)主演のNHKスペシャルドラマ「御鑓拝借(おやりはいしゃく)~酔いどれ小籐次留書(ことうじとめがき)」(来年1月1日後7・20)で、フリーキャスターの滝川クリステル(35)が時代劇のナレーションに初挑戦する。

 父親がフランス人、母親が日本人で、ハーフ美人の象徴的な存在の“滝クリ”。純和風の作品へのオファーに「名前が半分カタカナの私が?って驚きました」と本人もビックリの抜てきだ。

 佐野元彦プロデューサーは「幅広い世代に見てほしいという思いから、新鮮さのある人として出演を依頼しました。聞いてすぐに“滝川さんだ”と分かる“声に風貌のある方”で、語尾に余韻があるのも素敵です」と、意外性を狙った起用理由を説明する。

 ドラマは、作家佐伯泰英氏の人気時代小説が原作。秘剣の使い手の酒好き浪人が大名行列を襲っていく姿を描く。アクションのほかに、命を懸けた行動の謎に視聴者が引き込まれるミステリー部分も見どころで、滝川はドラマと視聴者の大事な橋渡し役となる。

 このほど行われた収録では開始前、少しせきをして、「緊張で出るみたいです。こんなの初めて…」と少々硬い表情。それでも、始まってみれば優しく女性らしい“滝クリ節”を発揮して、江戸の町並みを背景に声が心地よく響く作品が完成。制作スタッフからは「大成功です!」と絶賛の声が上がった。

 滝川は「楽しくできました。ご家族でそろって見てほしいドラマです。私はこのお仕事で、2013年は幸先の良いスタートになります」と笑みがあふれた。

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2012年12月10日のニュース