森光子さん本葬 黒柳徹子が涙の弔辞「こんなつらい別れはありません」

[ 2012年12月7日 13:39 ]

本葬で祭壇に掲げられた俳優森光子さんの遺影

 肺炎による心不全のため11月10日に92歳で亡くなった女優・森光子さんの本葬が7日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、生前親しくしていたプロデューサーの石井ふく子さん(86)、タレントの萩本欽一(71)らが参列。少年隊・東山紀之(46)、「嵐」のメンバーらジャニーズ事務所のアイドルたちも最後の別れを告げた。

 「お別れの会」では森光子さんを偲ぶ映像が17分間上映。弔辞では森さんと40年以上の交流があったプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(72)が「お会いすると誰もが森光子ファンになってしまう。もちろん私もその1人でした」と人柄をしのび、「全力疾走の一生でしたが、これからは少しは安らかな気持ちになれると思います。どうぞゆっくりお眠りください」と天国へ呼び掛けた。

 舞台「放浪記」などで共演した俳優の山本學(75)は「お茶目で人を驚かせることが大好きな方でした。上から目線でなく対等に話をしてくれました。そのことは私にとって大きな教えでした」と涙をこらえ、感謝の言葉。50年以上の付き合いだったタレント黒柳徹子(79)は「『あなたとお食事に行きたいからリハビリしてます』これが森さんからいただいた最後のメッセージでした」と明かし、「こんなつらいお別れはありません」と涙を流した。

 花で飾られた祭壇にはテレビ朝日「徹子の部屋」に出演したときの笑顔の遺影が掲げられた。

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