「現代のベートーベン」佐村河内守氏 昨年発売CD注文殺到

[ 2012年11月17日 08:00 ]

昨年発売のCDが注目を集めている作曲家の佐村河内氏

 35歳で完全に聴力を失いながら作曲家として活動し、米誌タイムから「現代のベートーベン」と紹介された佐村河内守氏(さむらごうち・まもる=49)のCD「交響曲第1番“HIROSHIMA”」(昨年7月発売)がクラシック作品としては異例の売れ行きを見せている。

 9日にNHK「情報LIVE ただイマ!」で壮絶な作曲人生が特集されたことを機に、インターネット通販大手「アマゾン」の音楽ソフト総合チャートで一時1位に急浮上。発売時の初回出荷枚数は約2600枚だったが、16日までの1週間で約2万5000枚以上が生産待ちの状況だという。

 佐村河内氏は「闇の中で作り上げた闇の音、闇が深ければ深いほど、小さな光が大きく輝く。誰の心の中にも闇はあると思いますが、私の音楽が聴いてくださる方の希望の光となることを祈っています」とコメントした。

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