テレ朝で2夜連続清張ドラマ…米倉は衝撃おかっぱ&メガネ

[ 2012年11月6日 06:00 ]

テレビ朝日スペシャルドラマ「十万分の一の偶然」に主演する田村正和(右)と、「熱い空気」に主演する米倉涼子

 テレビ朝日が開局55周年記念と作家松本清張氏の没後20年として12月15、16の両日午後9時から、2夜連続でスペシャルドラマを放送する。初日は清張氏の後期の傑作「十万分の一の偶然」を田村正和(69)が、2日目は「家政婦は見た!」シリーズの原作となった「熱い空気」を米倉涼子(37)がそれぞれ主演する。

 田村にとっては11年1~3月に同局が放送した「告発」以来のテレビドラマ出演。愛する娘を高速道路の玉突き事故で亡くした父親役を演じる。事故の瞬間を偶然写した報道写真を目にしたことを機に、事故の発生そのものに疑念を抱き、執念で真相を突き止めていく長編ミステリー。

 田村は「清張作品の魅力は謎解きの面白さと、人間描写の深さだと思います。中でも今回の“十万分の一の偶然”は謎解きの要素もありますが、単なる刑事的な謎解きのドラマではありません」と強調。「亡くなった娘の供養になると信じて、真相を突き止めていく父親の執念、心理のプロセスが最初から最後まで丁寧に描かれた“人間ドラマ”。その徹底した人物描写と物語の構成に面白さを感じる」と話している。

 一方の米倉は家政婦役に初挑戦。派遣先の不幸を目にし、自らの喜びとするバツイチの“黒い家政婦”を演じる。市原悦子(76)主演の人気シリーズも第1回は「熱い空気」のタイトルで単発ドラマとして放送されている。昨年はドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ)が人気を博したが、イメージと真逆ともいえる、おかっぱ頭にさえないメガネ姿のビジュアルや演技にも注目が集まりそうだ。

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2012年11月6日のニュース