笑福亭仁鶴「光陰矢のごとし」芸能生活50周年

[ 2012年11月5日 06:00 ]

 上方落語界の重鎮、笑福亭仁鶴(75)が4日、芸能生活50周年を記念して大阪・難波の劇場「なんばグランド花月」で記者会見し「光陰矢のごとし。無我夢中で走り回った50年でした」とあいさつした。

 1962年、六代目笑福亭松鶴さんに入門。ラジオの深夜放送が評判となり、テレビに進出した。その足跡を振り返る一方、「(番組の材料となる)新聞や週刊誌の記事を切り取ってくれた」と、45年以上連れ添う隆子夫人の支えに感謝した。「悩んだ時に、“あんたの夢はちっちゃいなあ”と言われ、頑張りました」と回想した。

 会見では桂文枝(69)、西川きよし(66)ら後輩の芸人が祝福。文枝は「学生時代に落語会に通い、(仁鶴の)ネタを練習しながら帰った。憧れていた」と語った。また、漫才コンビ「中田カウス・ボタン」は、仁鶴の愛車フォルクスワーゲンをネタにした漫才を披露し祝った。

 同劇場では7~30日、仁鶴の若き日を描く「吉本百年物語11月公演“深夜のキラ星~スター誕生”」を上演する。

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2012年11月5日のニュース