桑名魂引き継ぐ!長男・美勇士、父・正博さん追悼唱

[ 2012年10月28日 06:00 ]

亡くなった桑名正博さんの代表曲など10曲を熱唱した美勇士

 今年7月に脳幹出血で倒れ、今月26日に心不全のため59歳で亡くなった桑名正博さんの長男でミュージシャンの美勇士(31)が27日、大阪府吹田市内のライブハウスに出演した。桑名さんの名曲「セクシャルバイオレットNo・1」など全10曲を熱唱。「父の代弁者として、父の曲を歌っていく」と宣言した。

 「ライブを自粛するより歌う方が父も喜ぶはず」と決行したステージ。予定の持ち時間40分を大幅に上回る90分間にわたって10曲を歌った。

 「きょうは(父の)追悼ライブなので」と登場した美勇士は、桑名さんのバックバンドと父の代表曲「セクシャルバイオレットNo.1」を披露。「親父がかわいがってきた子たちも大勢来てるから」と若手ミュージシャンらもステージに呼び込んで盛り上げた。

 父が愛した母アン・ルイスの歌も「六本木心中」「あゝ無情」「ハニー・ドリッパー」と3曲を披露。「母の歌だけでなく、これからは父の曲も歌っていく」と志半ばで旅立った父の遺志を引き継ぐことを誓った。

 26日に仮通夜が営まれた大阪市内の寺院では、妹で歌手の桑名晴子(56)やバンド仲間ら10人がが27日朝まで亡きがらを囲み、桑名さんがプロデュースした焼酎「月のあかり」で献杯。関係者は「まさやんは、月のあかりしか飲まんかったから」と感慨深げに語った。

 桑名さんの遺影は今年1月に自宅で撮影した写真になる予定で「ギターを持った、まさやんらしい一枚」という。また美勇士は「親父は今ステージ衣装着て横たわってます。なんかライブ後に疲れて寝てるみたい」とツイッターで明かした。

 27日は俳優の赤井英和(53)やタレントの立原啓裕(58)らが弔問に訪れた。

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