中国映画、予定通り上映も記者会見は急きょ中止

[ 2012年10月22日 19:51 ]

 第25回東京国際映画祭への参加取りやめを表明している中国映画「風水」が22日夜、映画祭事務局の判断で、予定通り東京都内の映画祭会場で上映される。上映前に予定されていた記者会見は中止された。

 映画祭事務局によると、19日に製作者側から「日中間の微妙な緊張感がある情勢の中では映画祭には参加できない」として、出品取り下げの申し入れがあったが、出品が決まった際の取り決めで、映画祭側の同意がないと取り下げはできないという。

 来日予定だったワン・ジン監督らに代わって撮影監督リウ・ヨウニエンさんが22日に記者会見する予定だったが、「製作会社の許可がないとプロモーション活動ができない」として、急きょ中止となった。

 「風水」は15本出品されているコンペ部門の中で唯一の中国作品。24日にも上映される。

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2012年10月22日のニュース