さんま TKF大祭り爆笑締め!たむけん「感無量です」

[ 2012年10月22日 06:00 ]

エンディングで共演する明石家さんまとたむらけんじ(右)

 ピン芸人・たむらけんじ(39)の芸歴20周年記念イベント「TKF大祭り」が21日、淡路島の国営明石海峡公園で行われ、吉本興業の大先輩である明石家さんま(57)がエンディングに参戦し、爆笑トークで会場をジャックした。オープニングにはナインティナインが参加する超豪華イベント。2日間で2万3000人が集まった大成功にたむけんも「またいつかできればと思います」と再上陸を約束した。

「ガオ~ッ」というゴジラばりのうなり声とともに吉本の“お笑い怪獣”さんまがエンディングに姿を現した。会場を埋めた1万5000人の観客は大喜び。「何十年ぶりかの2度目の淡路島です」とあいさつすると、「ところでTKFってどういう意味や?タムラ・キムチ・フルいの略やろ」と、「炭火焼肉たむら」のキムチを名指しで先制攻撃。いきなり自分のペースに巻き込んだ。

 その後も、一緒に登場した間寛平と村上ショージをいじって爆笑の渦。「会場に来るまでの40分間、車の中でアヘッとドゥーンの練習してた。ショージは助手席でドゥーンをやり続けてた」と、ベテランのギャグ特訓を暴露。ショージが「ドゥーン」の新バージョン「ポコン」を披露してスベるとダメ出しした。

 さんまは、これまで吉本主催の沖縄国際映画祭や2010年まで開催した芸人フェス「ライブスタンド」にも参加していない。ゲスト出演すること自体がまれで、後輩であるたむけんの“直訴”にひと肌脱いだ格好だ。もちろんノーギャラでの出演で、今後についても「また淡路島に来させていただきたいと思います」と約束した。最後は沖縄国際映画祭のテーマソングで、さんまが作詞した曲「笑顔のまんま」を出演者で合唱して締めくくった。

 初日発売では1日に80枚のチケットしか売れなかったが、終わってみれば2日間で計2万3000人を集めた。

 たむけんは来年以降の開催について「精神的につらいし、早く終わってほしいと思ってましたが、終わったら寂しい。何日かたったらやりたくなるかもしれない」と前向きな姿勢。吉本幹部も「まだ何も決まってないですけど、形を変えて続けていくことは間違いない」とした。

 「感無量です。やりきりましたわ。ほんまに良かったです」とたむけん。芸人やアーティスト、スポーツ選手ら計437人が参加した“ごちゃまぜフェス”。町おこしにも貢献した熱い熱いお祭りが終わった。

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2012年10月22日のニュース