大塚範一さん めざまし電話生出演「あっと言う間の11カ月 視聴者の声励みに」

[ 2012年10月16日 07:47 ]

10月1日に退院し、「めざまし」に電話生出演した大塚範一さん

 急性リンパ性白血病のため、3月末でフジテレビの情報番組「めざましテレビ」(月~金曜午前5・25)のメーンキャスターを降板していた大塚範一さん(64)が、今月1日に都内の病院を退院、16日に「めざまし」に電話で生出演した。

 「外の景色はいい。晴れても、雨が降っても、すがすがしい。外の空気がおいしい」と退院の喜びを口にした大塚さん。入院中は「いつ退院できるか、そういう日がくるのか、不安と葛藤があった」と正直な心中を吐露したが、励みになったのは「視聴者の声がありがたかった。強い気持ちを持ち続けることができた。過ぎてみれば、あっと言う間の11ヶ月間だった」と話した。

 生放送中に視聴者から退院を祝うメールが続々と届き、大塚さんは「本当にありがたい。一番の支え」と改めて謝意を示した。

 所属事務所によると、入院中に感染症などを患った影響もあり、半年予定の入院が11カ月に延びたものの、白血病自体については症状がほぼ消失した「寛解」の診断を受けた。大塚さんは昨年11月に入院。抗がん剤を用いた化学療法を続けていた。

 今後は自宅から定期的に通院し、検査を行いながら体力の回復を図る。大塚さんは事務所を通じた文書で「体力回復のメドが立てば徐々に仕事復帰を進めていきたい。時期は、無理をしないで年明け、あるいは新年度からでもと考えている」との意向を示した。

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2012年10月16日のニュース