大塚さん退院していた 年明けか新年度から復帰の意向

[ 2012年10月16日 06:00 ]

10月1日に退院していた大塚範一さん

 急性リンパ性白血病のため、3月末でフジテレビの情報番組「めざましテレビ」(月~金曜午前5・25)のメーンキャスターを降板していた大塚範一さん(64)が、今月1日に都内の病院を退院したことが15日、明らかになった。

 所属事務所によると、入院中に感染症などを患った影響もあり、半年予定の入院が11カ月に延びたものの、白血病自体については症状がほぼ消失した「寛解」の診断を受けた。大塚さんは昨年11月に入院。抗がん剤を用いた化学療法を続けていた。

 今後は自宅から定期的に通院し、検査を行いながら体力の回復を図る。大塚さんは事務所を通じた文書で「体力回復のメドが立てば徐々に仕事復帰を進めていきたい。時期は、無理をしないで年明け、あるいは新年度からでもと考えている」との意向を示した。

 入院生活について「この11カ月は我慢できないほど無為な長い月日であり、また瞬く間の短い日々でもある、不思議な時間だった」と振り返り「生来のんきな私はまさに“まな板のコイ”的心境で全てを任せ、退院後の自由な暮らしを思い描いていた」と心情を説明した。

 完治を願う多数の手紙や折り鶴などが届けられ「ロンドンオリンピックのメダリストが、声援が力になったと口々に語ったように、強い闘争心をかき立てられた」と強調。「孤独な闘いとならずに済んだのは、幅広い視聴者の皆さまの心からのご支援が強い支えになったからだと実感しています」と感謝した。

 16日に「めざましテレビ」に電話で生出演し、退院を報告する。

 ≪伊藤エミさんの訃報にしみじみ≫入院中に一番印象に残った出来事をロンドン五輪とともに、6月に亡くなった「ザ・ピーナッツ」伊藤エミさん(享年71)の訃報を挙げ「スタジオにいたら30分でも語れた。昭和がどんどん遠ざかる印象を持った」とした。今したいことは「旅、温泉、ゴルフ」と明かし「いろんな仲間との食事会で久々に大笑いしている。笑って暮らすのが最高の再発防止策だそうです」と元気な様子を見せている。

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2012年10月16日のニュース