恥じらう吉永小百合 7年ぶりキスシーンで「不思議な思いに…」

[ 2012年10月3日 18:35 ]

映画「北のカナリアたち」完成披露会見に出席した(左から)柴田恭兵、満島ひかり、森山未來、吉永小百合、宮崎あおい、松田龍平、小池栄子、里見浩太朗

 女優の吉永小百合(67)が主演を務める映画「北のカナリアたち」(11月3日公開、監督阪本順治)の完成披露会見が3日、東京・丸の内で行われた。

 日本最北の地・稚内、サロベツ、利尻島、礼文島を舞台に、時には吹雪が吹き荒れる極寒の中で行われた過酷なロケ。実力派俳優たちは口々に吉永の名前を出し、撮影を振り返った。ベテラン勢は再共演を熱望。夫役の柴田恭兵(61)は「吉永さんの掌の上で転がってとても気持ちよかったです。とても魅力が深くて、もっと根っこの部分、素敵な部分と出会いたいな。(次は)アクションでお願いします」とニヤリ。“サユリスト”を自負する里見浩太朗(75)は父親役で出演。次回、共演があれば役柄は「当然恋人ですよ」とラブコールを送った。

 若手俳優陣にとっては大きな刺激となったようで、「初めてご一緒させていただいて、勉強になりました」と森山未來(28)。満島ひかり(26)は撮影中のワンシーンで、吉永の演技に脱帽。振り向いた瞬間の表情で現場の空気が変わったといい、「みんなで“さっきの吉永さんは凄まじかったね”と話してました」。

 また、吉永にとっては映画「北の零年」(05年公開)で渡辺謙(52)と演じて以来となる、仲村トオル(47)とのキスシーンも。「気恥ずかしくて、あのシーンの余韻があって不思議な思いに駆られていました」と話した。

 湊かなえ氏原作の小説「往復書簡」の一編「二十年後の宿題」を阪本監督が映画化。20年前に起きた事故によって引き裂かれた教師と6人の生徒たちが再会し、真実が明かされていくヒューマンサスペンス。

 宮崎あおい(26)、松田龍平(29)、小池栄子(31)も出席した。

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