井上真央 車引いちゃった!800キロワゴンRグイッ

[ 2012年10月1日 06:00 ]

ラッピングされた自動車を大分市民と一緒に引っ張る井上真央(中央)ら

 大分市に実在した綱引きチームから着想を得た映画「綱引いちゃった Play at tug―of―war」(監督水田伸生、11月23日公開)のイベントが30日、同市内で行われ、主演の井上真央(25)らが出席した。

 台風17号の接近で開催が危ぶまれたが、人口約47万人の同市の野外イベントとしては史上最多の1000人が集まった。「ガレリア竹町商店街」に約70メートルのレッドカーペットが敷かれ、井上と母役の松坂慶子(60)のほか、浅茅陽子(61)、西田尚美(42)、ソニン(29)、渡辺直美(24)、犬山イヌコ(年齢非公表)、中鉢明子(30)の女優8人が綱引きに挑戦。映画の宣伝ラッピングが施されたスズキの軽自動車「ワゴンR」(重さ約0・8トン)に結んだ約50メートルの綱を、市民らと一緒に引っ張った。

 昨年11~12月の撮影を振り返る俳優陣の話題は、大分の飲食店や名産ばかり。井上はリュウキュウ(魚のしょう油漬け)のお茶漬けが気に入り「ほぼ毎日、お酒と一緒に食べた。お酒っちゃ飲みも好きっちゃです」と大分弁で話した。

 市広報課職員が市のPRのため女子綱引きチームを結成、全国大会優勝を目指す物語。「東日本大震災後、土地の言葉で語られる気持ちと、東京から流れる情報の落差に驚いた」という水田監督が地方にこだわり、すべて大分県内で撮影。コーチ役の玉山鉄二(32)も「県民の皆さんに恩返ししたいと思っていた。多くの人が来てくれてうれしい」と感激。出演者ら10人が市の観光特使に任命され、俳優陣らを代表して井上が「映画とともに、大分の良さが伝われば」と話した。

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2012年10月1日のニュース