ペギー葉山 美川憲一の選んだ衣装で熱唱も

[ 2012年9月30日 19:39 ]

美川憲一が選んだ衣装で熱唱するペギー葉山

 今年で歌手生活60周年を迎え、同記念シングル「結果生き上手」 (詞・小椋佳、曲・弦哲也、発売・キングレコード)が好調のベテラン歌手・ペギー葉山(78)が30日、東京・五反田のゆうぽうとホールで「あなたへのラブレター…from my heart」と銘打った60周年記念コンサートを開いた。

 会場は往年のファンで満席の中、「私の歌手生活60周年のコンサートにこの悪天候の中、かくも大勢の皆さまに来ていただきまして本当にありがとうございます。台風の余波を受けて、鹿児島からおいでになった方、高知からおいでになった方、全国あちらこちらからどんなに大変なお気持ちで来てくださったことか、ようこそ遠くからおいでいただきました。私もこの60周年で一生懸命お仕事をしていまして、この間、ちょっとばかり足を痛めました。

やっぱり年のせいでしょうか…。ちょっと(足元を見ながら)この辺がいとうございまして、今日はこんな感じできれいな椅子を私のパートナーとして歌わせていただきたいと思います。足はちょっと痛いけど、声は大丈夫でございます」と笑顔であいさつ。

 2部構成で、第1部は、秋満義孝セクステットの演奏で大ヒット曲「学生時代」をはじめ、「ドミノ」「爪」、NHKみんなのうたでヒットした「夜明けのメロディ」、それに作曲した弦哲也さんのギター伴奏で60周年記念曲「結果生き上手」などを熱唱。

 その記念曲ができたいきさつについてペギーは「小椋佳さんが、中学生、高校生のころ、私の追っかけだったと聞いて、これはぜひ小椋さんに60周年記念曲を作っていただきたいと思ってお願いしたところ、快く書いてくださいました。熟年世代の応援歌、人生のラブソングというとてもすてきな作品を書いてくださいました」とアピールし、その詞に曲をつけた作曲家・弦哲也さんのギター演奏で披露した。

 第2部は、友人の美川憲一が同コンサートのために選んだ衣装、レースとスパンコールの入った黒のドレスを着て、角田健一ビッグバンドの演奏でジャズナンバーから「A列車で行こう」「スターダスト」「君微笑めば」、スタンダードナンバー「愛の讃歌」、それにミリオンヒット曲「南国土佐を後にして」など、1部と合わせて全22曲を最後まで元気いっぱいに熱唱。

 最後に「60年なんてあっという間です。何かきのうのことのようなデビューを思い出します。でも、いろいろな時代にいろいろな歌を歌ってきました。
皆さんが私の歌を口ずさんでくださったこと、とても幸せなことです。いまの世の中で一番大事なのは、明るい楽しい歌で元気になることです。そして、心に癒やしをさしあげられる歌。これからも私は命のある限り歌い続けたいと思っています」と話していた。

続きを表示

2012年9月30日のニュース