芳本美代子 29年目で映画初主演!アクションも初挑戦

[ 2012年9月24日 06:00 ]

加賀を舞台にした映画「MAYAKASI」で初主演する芳本美代子

 女優の芳本美代子(43)が、デビュー29年目にして映画初主演を務める。作品は、来春公開予定の「MAYAKASI(まやかし)」(監督・脚本松井哲也)で、忍びの家系に生まれた女性役。アクションにも初挑戦している。

 85年に歌手として芸能界入りした芳本が、今回の作品に出演するきっかけとなったのは松井監督との出会い。当初、監督は主演をオーディションで選出する構想を練っていた。その時期に監督と知り合った芳本は、主演ではなく脇役で出演したいとアクションの練習に参加。その熱意と真摯(しんし)な取り組みに監督やスタッフが、主演として芳本に白羽の矢を立てた。

 現在、行われている撮影に向けて、1年前からアクションの稽古に励んでいた芳本だが“アラフォー”でのまさかの初挑戦に「40歳を過ぎてからのチャレンジだったので、体がついていかなくて不安もありました」と吐露。それでも「撮影が始まると日々訓練したことが生きてくることを実感しています。監督の映像マジック、演出にもはまっていて、満足な出来になっています」と自信も見せる。

 物語は、息子と平凡な日常を過ごしていた主婦が、あるとき、夢の中でもう一人の自分と出会う。そのもう一人の自分は、大きな敵と戦う運命にあったというストーリー。平凡な主婦と、戦う主人公の“2役”を芳本が演じ分ける。

 また、舞台は石川県加賀市や山中温泉郷で、美しい街並みや自然も見どころの一つだ。松井監督は「この温泉郷から、世界に向けて“前を向いて生きていく強さを持つことの大切さ”を、日本の伝統的な美しさとともに発信したい」と語っている。

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2012年9月24日のニュース