春日野八千代さん「すみれの花咲く頃」で出棺

[ 2012年9月2日 06:00 ]

 8月29日に肺炎のため96歳で死去した元宝塚歌劇団の男役スターで名誉理事の春日野八千代さんの告別式が1日、兵庫県西宮市内で、近親者のみでしめやかに営まれた。

 前日の通夜と同様、小林公一同歌劇団理事長や専科の轟悠ら約100人が参列。出棺時には、専科の生徒らが「すみれの花咲く頃」を歌い、真帆志ぶきが「いってらっしゃい」と声をかけ送り出した。轟は「化粧などを直に教えていただいたり、随分甘えさせていただきました。(宝塚歌劇団)100周年(の2014年)までお元気でいてほしかった」と、大先輩の死を心から悼んだ。

 棺を乗せた車は、戦前から舞台に立った宝塚大劇場前を経由し、斎場へ。花のみちには稽古中の雪、星、花組の生徒や関係者、ファンら350人が並び、見送った。

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2012年9月2日のニュース