広島アニメフェス閉幕 最優秀賞にロシア出身作家

[ 2012年8月27日 20:16 ]

 広島市で開かれた世界有数のアニメの祭典「第14回広島国際アニメーションフェスティバル」が27日閉幕し、30分以内の短編作品のコンペで、ロシア出身のドミトリー・ゲラー監督の「ネコを埋葬するネズミを見た」がグランプリに選ばれた。

 死んだ猫の埋葬の儀式をしようとするネズミたちの姿を描いた約5分半の作品で、審査員から「最高に神秘的な雰囲気を創り出した」と評価された。

 大会テーマの「愛と平和」にふさわしい作品を選ぶヒロシマ賞には、ポルトガル人のレジーナ・ペソワ監督の「カリ、ザ・リトル・バンパイヤ」が選ばれた。賞金はいずれも100万円。

 コンペには過去最多の63カ国・地域から2110本の応募があり、事前審査を経た66本の中から日本と米国、ロシア、カナダの審査員4人が選考した。5日間でコンペ出品作を含め約700本を上映。延べ約3万5千人の観客が訪れた。

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2012年8月27日のニュース