AKB卒業あと3日…あっちゃん 涙の東京ドーム

[ 2012年8月25日 06:00 ]

初の東京ドームコンサートで熱唱するAKB48の前田敦子ら

 AKB48が24日、念願の東京ドーム公演をスタートさせた。27日に卒業を控える前田敦子(21)にとっては最初で最後の大舞台。この日だけで約4万8000人、26日までの3日間で計約14万4000人を動員。一般の観客が7人しかいなかった05年12月8日の第1回公演(東京・秋葉原の専用劇場)から2451日目でかなえた夢のステージに、会場を埋めたファンも空前の盛り上がりを見せた。

 こらえ切れずに大粒の涙をこぼした。アンコール前の最後の「青空のそばにいて」。05年の初公演でもアンコール前に歌った曲だ。

 「あらためて、ここにいる皆さんに大感謝です。皆さんと一緒に東京ドームに来られて本当にうれしいです」

 約4万8000人の歓声と掛け声がドームの広い天井ではね返り、ステージに降り注ぐ。オープニングで前田は高橋みなみ(21)ら初期メンバーの5人とともに姿を見せた。

 1曲目も初回公演のオープニング曲と同じ「PARTYが始まるよ」。前田の満面の笑みに、秋葉原の専用劇場から東京ドームまで1830メートルの道のりへの万感の思いがうかがえた。

 最初のMCで高橋がマイクを握ると、3月に卒業を発表した時と同じように胸に手を当てて感無量の表情。高橋があいさつの途中で早くも涙を見せるのを無言のまま見守り、ドームに立った思いをしみじみと語るライバルの大島優子(23)には笑顔を送った。

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