織田裕二「踊るファイナル」に万感「ありがとうございました!」

[ 2012年8月24日 06:00 ]

<「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」完成披露試写会>上映後のあいさつで感極まった織田裕二は涙をこらえる

 織田裕二(44)主演の人気映画シリーズ完結編「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(監督本広克行、9月7日公開)の完成披露試写会が23日、都内で開かれた。

 エンドロールでは、織田の歌う主題歌「Love Somebody」に4000人が手拍子を打った。織田は「最高です…この作品に携われてよかった」と声を詰まらせた。柳葉敏郎(51)ユースケ・サンタマリア(41)深津絵里(39)ら俳優陣と本広監督らスタッフ計21人が集まった、異例のオールスター舞台あいさつ。「短いような長いような。うれしいこと、悲しいこと、こんなに幸せを感じられる現場はなかった」と、97年放送のテレビドラマ版からの15年をかみしめるように話した。

  03年公開の映画第2作が実写日本映画の歴代最高興収173・5億円を記録するなど、多くのファンに愛されたシリーズ。“最後の舞台”は劇中で演じてきた「青島俊作」としてファンの前に立った。おなじみの緑のコートではなく、ダークスーツにグレーのネクタイ姿。「きょうは特別な日。いつもと違う青島の格好です。青島がよそ行きの服を着たらどうなるかと考えた」と、青島の気持ちで選んだことを明かした。

 感極まって、1分近く深々と頭を下げる場面も。「やめないで!」などの客席からの声に、精いっぱいの笑みを浮かべたが、決意は固かった。「続けてほしい気持ちは分かりました。でも始まったら終わりが来ます。これでサヨナラです」と声を振り絞ると、目頭を拭い、客席に背を向けて走った。気持ちを落ち着けて戻ると「ありがとうございました!」と叫んで締めくくった。

 確執が報道された“盟友”柳葉とガッチリ握手。「青島はみんなの胸の中にいる」と言わんばかりに、右手親指で胸元を指して舞台を下りた。

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