間寛平 被災3県縦断マラソン完走!「助け合っていかないと」

[ 2012年8月22日 06:00 ]

復興マラソンのゴールテープを切る間寛平

 タレントの間寛平(63)が東日本大震災からの復興を願い、岩手、宮城、福島を縦断する「みちのくマラソン」が21日、福島県いわき市でゴールした。13日に岩手県山田町を出発してから、9日間で460キロ超を走破。ランナー人生の集大成として挑んだチャレンジを終え「震災を忘れず、助け合っていかないといけない」と復興への誓いを新たにした。

 体力の限界を理由に、「最後の本格マラソン」と位置づけた復興支援ランのゴール。両手を上げて福島県いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」に到着した寛平は、たむらけんじ(39)ら親交の深い後輩芸人やフラガールの出迎えを受け、レイを掛けられると笑顔を見せた。

 猛暑の中、毎日約50キロを走破した後で地域住民と触れ合った。「どんだけ大変なのかよう分かりましたし、復興もまだまだ。僕らは忘れてはいけないんです」と実感を口にした。少しでも元気になってもらおうと、掛けられた声のすべてに応えて、ギャグも惜しみなく披露。「“かいーの”や“パンプキン”、パワーをあげる“ウンバラバー”をどれだけやったか。少しは笑顔になってくれたんじゃないかな」と充実感ものぞかせた。

 1995年の阪神大震災で、兵庫県宝塚市の自宅が全壊。自らの走りで東日本大震災の記憶が風化するのを防ごうと企画した。9日間を「道中は“頑張って”でなく“ありがとう”と言われ続けた」と感慨深げな表情で振り返ると「また必ず来たい。これからもよろしく」と継続支援も約束。本格的な長距離走からは引退するが、復興というゴールへ向けて寛平は、「止まると死ぬんじゃ」のギャグを貫いていく。

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2012年8月22日のニュース