前田五郎さん 吉本興業への賠償請求、二審も敗訴

[ 2012年8月22日 06:00 ]

 吉本興業所属の漫才師中田カウス宅に脅迫文が郵送された事件に絡み、「犯人扱いされ仕事を奪われた」として、活動休止中の漫才師前田五郎さんが同社などに計5000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は21日、1審に続き請求を退けた。

 判決理由で前坂光雄裁判長は、前田さんが犯人だとする週刊誌などの記事で、周囲が混乱する可能性を吉本側が事前に伝え、前田さん側も休養に同意したと認定。「原告の意向を無視してタレント活動休止を決めたと認める証拠はない」と1審大阪地裁判決の判断を追認した。

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