16年前リストラ 拾ってもらった恩忘れ…また“絆”切った幸子

[ 2012年8月21日 07:39 ]

側近に続き、所属レコード会社も“切った”小林幸子。年末の紅白出場へのさらなる影響も必至

 演歌歌手の小林幸子(58)が17年間所属したレコード会社「日本コロムビア」との契約を打ち切ることが20日、分かった。事務所幹部解任騒動の影響で新曲「絆坂」の発売が延期されていることに不満を持った小林が契約解除に踏み切った。

 小林は1964年にコロムビアからデビュー。“美空ひばり二世”と呼ばれて脚光を浴びたものの、その後は低迷。移籍と改名を繰り返し、ワーナー時代に「おもいで酒」のヒットで復活。しかし、96年に同社が演歌部門から撤退し“リストラ”された。そのピンチを救ってくれたのが古巣。島倉千代子、都はるみ、八代亜紀というコロムビア所属の先輩女性歌手たちが快く迎え入れ、お祝い会まで開いてくれた。

 メーカースタッフも「チーム5884(コバヤシ)」の一員として尽力。04年の新潟県中越地震の時には小林の地元・新潟に1000万円の寄付をするなど、いつも寄り添ってきた。事務所の幹部に続き、そんな仲間との“絆”まで断った小林。騒動の傷口を自ら広げたかもしれない。

続きを表示

2012年8月21日のニュース