松本幸四郎 1200回達成で“贈り物”に涙

[ 2012年8月20日 06:00 ]

長女・松本紀保(左)、次女・松たか子から祝福のキスをされる松本幸四郎

 歌舞伎俳優の松本幸四郎(70)が主演するミュージカル「ラ・マンチャの男」が19日、東京・帝国劇場での通算上演1200回を達成した。故デール・ワッサーマン氏の脚本で、1965年にブロードウェーで上演され、米演劇界の最高栄誉のトニー賞を66年度に5部門獲得した名作。幸四郎は26歳だった69年4月の初演以来、ライフワークとして演じてきた。

 ワッサーマン氏の妻マーサ・ネリーさん(74)が駆け付け、カーテンコールで「夫から生前、“ふさわしい人に渡してほしい”と託されていた」とトニー賞のトロフィーを贈ると、幸四郎は「ミュージカルをやってきて、きょうは最高の日。胸がいっぱいで、言葉になりません」と涙で声を詰まらせた。長男の市川染五郎(39)と孫の松本金太郎(7)が舞台に上がって祝福。古希の誕生日とも重なり、共演者で長女の松本紀保(40)と次女の松たか子(35)から両頬に祝福のキスを受けると「アイドルのようです」と喜んだ。

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2012年8月20日のニュース