小澤征爾さん　待望の松本入り「いらいらしながら寝ていました」

　今年で２０周年の音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」が開催中の長野県松本市で、総監督を務める指揮者の小澤征爾さん（７６）が１７日、公開リハーサル前に記者会見し「毎年松本に来る時はどきどきする。本当に楽しみ」と意欲を語った。

　フェスティバルは４日に開幕したが、小澤さんは７月下旬に熱中症の症状で医師に止められたため、松本市入りが遅れていた。

　小澤さんは会見の冒頭で「心配かけて申し訳ない」と謝罪。「いらいらしながら東京で寝ていました。練習にぎりぎり間に合った」と笑みを見せながら語った。

　フェスティバルは２０周年のスペシャル・コンサートを含め、９月９日まで。