女性バンド起訴は不公正…マドンナが釈放求める

[ 2012年8月7日 19:12 ]

 米人気歌手マドンナは6日、ロシア正教の総本山でプーチン大統領を批判するパフォーマンスをして起訴された女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」メンバー3人への刑事責任追及は「不公正」だとして、釈放を求めた。訪問先のモスクワで述べた。

 ロイター通信などによると、コンサートのため訪ロしたマドンナは「私は表現の自由の制限には常に反対してきた」とし、3人は早期に釈放されるべきだと訴えた。

 3人はロシア大統領選前の2月、モスクワの救世主キリスト大寺院内で「マリア様、プーチンを追い出して」などと歌い、「フーリガン(暴徒)行為」として逮捕・起訴された。モスクワの裁判所で開かれた7日の公判で検察側は3人にそれぞれ懲役3年を求刑した。最高刑は同7年。

 3月に当選した大統領は今月2日、訪問先のロンドンで3人の行為を批判する一方、「厳しく裁く必要はない」と述べた。(共同)

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2012年8月7日のニュース