宝塚ＯＧコーラス隊が初公演　榛名由梨らが名曲熱唱

　２０１４年に創設１００年を迎える宝塚歌劇団を盛り上げようと、かつてのトップスター榛名由梨（６６）ら元タカラジェンヌで結成したコーラス隊が５日、兵庫県宝塚市で初公演し、往年の宝塚を知るファンを歴代の名曲で魅了した。

　宝塚音楽学校の旧校舎を改築した市立宝塚文化創造館の講堂で、榛名ら１１人の元タカラジェンヌが代表作「ベルサイユのばら」の主題歌「愛あればこそ」など２５曲を披露。約１８０人の観客は、昔と変わらない迫力ある声に拍手を送り、懐かしい曲に聞き入った。

　最後に歌劇団の愛唱歌「すみれの花咲く頃」を観客と歌い、コンサートは大盛況で幕を下ろした。

　榛名は「先輩から受け継いだ名曲を今後も広め、歌劇団の良さを知ってもらいたい」と次回１１月予定のコンサートにも意欲をみせた。今後は年４回程度公演を開く。

　コーラス隊は、榛名ら７人が卒業生に呼び掛け、５月に結成。現在は約７０人が月１回、歌のレッスンを積んでいる。