北野武監督の最新作 ベネチア国際映画祭に選出!

[ 2012年7月26日 06:00 ]

ベネチア映画祭のコンペ部門出品が決まった映画「アウトレイジ ビヨンド」

 北野武監督(65)の最新作「アウトレイジ ビヨンド」(10月6日公開)が第69回ベネチア国際映画祭(8月29日~9月8日)のコンペティション部門に選出されたことが25日、発表された。

 北野作品は同映画祭の常連。これまでにコンペ部門に5作、招待作品部門に2作の計7作を出品。初参加だった97年の「HANA―BI」で金獅子賞(グランプリ)、03年の「座頭市」で銀獅子賞(監督賞)を獲得しており、日本人初となる2度目の“金獅子獲り”を目指すことになる。

 同作は暴力団の激しい抗争を描いたバイオレンスアクション。シリーズ前作の「アウトレイジ」は一昨年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門に選出された。2作連続で世界三大映画祭のコンペ部門に出品する北野監督は「アウトレイジ ビヨンドをどう見てくれるのか、前作アウトレイジのカンヌ映画祭上映以上にその反応が楽しみです」と早くも気合が入っている様子。公式上映に合わせて現地入りし、レッドカーペットを歩く予定だ。

 「オフィス北野」の社長で映画を手掛けた森昌行プロデューサーは「ロンドン五輪(の日本代表選手)よりひと足お先に決勝トーナメントへ進出ですね」と、開幕目前の世界最大の祭典にちなんで喜びを表現。「あとは観客の皆さんがどう楽しんでくれるか、期待しています」と話している。

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2012年7月26日のニュース