安全地帯30周年…7・1移籍、8・22記念アルバム

[ 2012年6月27日 06:00 ]

ソニーミュージックに移籍する「安全地帯」

 玉置浩二(53)率いるロックバンド「安全地帯」が、デビュー30周年記念アルバムを8月22日に発売する。

 バラード10曲のセルフカバーに加え、30周年第1弾となる「SOS」など新作2曲を収録。また、7月1日付でソニーへ移籍することも決定。玉置は初めてバンドとソロを並行して活動する。同社への移籍は3回目で、玉置は「ソニーは3度目、結婚は4度目」と笑っている。

 記念盤は「The Ballad House」と題し、バラード曲に焦点を当てた作品。「微笑みに乾杯」「Juliet」など、メンバーの思い入れの強い10曲のセルフカバーと、新作2曲の計12曲を収録する。

 注目は、♪愛は心のSOS――と玉置がセクシーに歌う新曲「SOS」。「悲しい時、苦しい時は愛に助けを求めよう」という内容の詞で、4度の結婚を経験し、多くの女性の愛に助けられてきた玉置らしさであふれている。安全地帯による「SOS」という、矛盾するようなユニークな曲名も話題になりそうだ。

 また、30周年を迎え心機一転を図る安全地帯は、7月1日付でソニーへ移籍、初めて自身のレーベル「SALTMODERATE」を立ち上げる。活動も精力的に行い、9月に地元・北海道と東京で公演。来年はオリジナルアルバムの発売や、初の中国本土での公演を含むアジアツアー、国内ツアーも計画している。

 さらに、玉置は初めてソロとバンドを並行して活動する。安全地帯の活動休止時に限ってきたソロ活動だが、現在は「創作意欲がかなり高い。制作に集中できる環境も整った」(関係者)といい、満を持して並行しての活動がスタート。夫人の青田典子(44)との結婚生活も順風満帆で、玉置はやる気に満ちあふれている。

 73年に北海道・旭川の納屋を改造したスタジオを造り、バンドを結成してから、来年4月でちょうど40年。「初心に帰る」という意味で、30周年記念盤のジャケットの中央にはこのスタジオが描かれ、メンバーの顔がその周りを囲む。玉置は「自分たちで言うのもなんですが、よく持っているなと感じます。これからは初心に帰って、良い音楽をファンの皆さんに届けていきたいと思います」と話している。

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