“親友”江川氏 勘三郎に気遣い「年内はゆっくり…」

[ 2012年6月19日 06:00 ]

04年、江川卓氏の指導のもとメジャー開幕戦の始球式に向け練習する中村勘三郎(当時勘九郎)

中村勘三郎 食道がん公表

 勘三郎の親友、江川卓氏(57=野球評論家)は「家族から報告を聞いて驚いています。早く元気になっていただきたいのはもちろんですが、友人の一人としては年内はゆっくり休んでほしい」と話した。

 江川氏と勘三郎は同い年。2004年の大リーグ公式戦、デビルレイズ―ヤンキース戦(東京ドーム)の始球式を行った際に、江川氏が「臨時投手コーチ」を務めたこともある。江川氏の正子夫人と勘三郎の好江夫人も姉妹のような間柄だ。

 勘三郎は野球好きとしても知られ、レッドソックス・松坂、レイズ・松井とも親交が深い。松坂の倫世夫人と江川氏が日本テレビのスポーツ番組「うるぐす」でキャスターを務めていた縁で江川夫妻と松坂夫妻が一緒に浅草寺の境内で行われた「平成中村座」に観劇に訪れたこともある。

 またヤンキース時代の松井を激励するため、ヤンキースタジアムに何度も足を運んでいた。気さくで誠実な人柄の持ち主。それだけに江川氏は「来年完成する歌舞伎座でまた素晴らしい舞台を見せていただくことを楽しみにしています」と気遣っていた。

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2012年6月19日のニュース