「まんだら屋の良太」 漫画家・畑中純氏が死去、62歳

[ 2012年6月13日 12:55 ]

 「まんだら屋の良太」など、土着的な世界をユーモラスに描いた作品で知られる漫画家の畑中純(はたなか・じゅん)さんが13日午前1時5分、腹部大動脈瘤破裂のため東京都府中市の病院で死去した。62歳。北九州市出身。葬儀・告別式は17日午前10時から東京都調布市布田2の34の6、セレモニアル調布で。喪主は長男元(げん)氏。

 1977年、「月夜」でデビュー。79年から、福岡県の架空の温泉地における人間ドラマを独特の画風で描いた「まんだら屋の良太」を週刊漫画誌に約10年間連載。81年に同作で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した。

 他の代表作に「私の村」「理想宮」など。版画を使った作品でも知られ、版画集に「猫日和版画館」「宮沢賢治、銀河へ」がある。2007年から東京工芸大教授も務め、死去前日の12日にも教壇に立っていた。

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