ついに九代目中車襲名、香川照之「命を懸けて頑張る」

[ 2012年6月2日 07:51 ]

顔寄せに出席した(右から)二代目猿翁、四代目猿之助、九代目中車、五代目団子

 俳優の香川照之(46)が歌舞伎デビューする「六月大歌舞伎」(5日初日、東京・新橋演舞場)の顔寄せが1日、都内で行われ、香川の父の市川猿之助(72)が二代目猿翁、いとこの亀治郎(36)が四代目猿之助、長男の政明君(8)が五代目団子、香川が九代目中車をそれぞれ襲名した。

 昨年9月の襲名会見から8カ月、ついに九代目中車が誕生した。今年4月から映画などの仕事を断って歌舞伎の稽古に集中してきた中車は「一生懸命、精進いたします。命を懸けて頑張ります」とあいさつ。顔寄せに集まった坂田藤十郎(80)や片岡秀太郎(70)のほか、市川段四郎(65)、右近(48)ら澤瀉屋(おもだかや)一門から大きな拍手が湧き起こった。

 また、二代目猿翁は「どうぞよろしくお願い申し上げます」、五代目団子は「頑張ります。よろしくお願いします」とあいさつ。四代目猿之助は「古典とスーパー歌舞伎の上演が2カ月続いて大変ですが、ケガのないよう、座中一同務めたいと思います。2人(中車、団子)は初めてでございますので、よろしくお導きのほどをお願い申し上げます」と話した。

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2012年6月2日のニュース