ゆきりん“吉兆”2位…過去2回は速報2位が逆転戴冠

[ 2012年5月24日 06:00 ]

不安げな表情で速報値を聞くAKB48チームBの(左から)北原里英、渡辺麻友、柏木由紀

 AKB48の通算27作目のシングル(8月発売予定)の歌唱メンバーをファンが選ぶ「第4回選抜総選挙」(22日からスタート)の投票速報値が23日、発表された。柏木由紀(20)は大島優子(23)に続く2位発進。過去2回の総選挙開票イベントでは速報2位だった大島、前田敦子(20)がいずれも逆転戴冠。2度あることは3度ある?「1位大島」の見立てが強い中、6月6日の日本武道館で大番狂わせがあるかもしれない。

 ゆきりんがセンター返り咲きを目指す大島の対抗馬になった。

 東京・秋葉原の専用劇場で行われたチームBの公演終了後に、投票開始日の22日から1日分の集計結果が発表。昨年3位の柏木は2位で名前を呼ばれた。

 センターまであと一歩で手が届く位置につけたことが分かっても、キャプテンとして「結果はこのようになりました」と冷静。「ドキドキするけど、まだまだ先がある」と話していた通り自然体を貫いたが、発表を受けて交流サイト「Google+」を通じて「本当に本当にありがとうございます。速報とはいえど、うれしいです!変わらず、頑張ります」と本番に向けて意気込みを語った。

 総選挙のセンター争いはこれまで2年連続で名場面を生んできた。一昨年は速報2位の大島が不動のセンター前田を597票差の僅差で下し、涙の1位に輝いた。また、昨年は704票差の速報2位だった前田が大島に1万7049票の大差をつけて首位に返り咲き。「あっちゃんはAKBの顔」「この1年、みんなを引っ張っていってくれたのは優子」と称え合い、熱い抱擁を交わした。

 共通点は過去2回とも速報2位から最終的には逆転していること。今回は前田が卒業を発表し不出馬。前田と大島のライバル関係があったからこそファンが本番に向けて大いに盛り上がり、ドラマチックな逆転劇を生みだしてきた。

 柏木は、前田と大島をそばで見てきて「やっぱりあの2人は凄いなと感じた」と尊敬の念を忘れない。それでも「ファンの方が望んでくださるのならもっと上位を目指したい」と静かにセンターへの思いも口にしてきた。「(総選挙は)1年に1日、ファンの方々からの思いを受け取れる日。あまり気負わず待ちたい」。開票イベントまであと2週間。無欲を貫きチームB初の1位を目指す。

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2012年5月24日のニュース