20年前の紅白トラブル悔やむ メガ幸子ツリー構想は元社長のリベンジだった

[ 2012年5月23日 07:55 ]

スカイツリーの衣装構想があった小林幸子

 事務所幹部解任騒動の渦中にある演歌歌手の小林幸子(58)が、今年のNHK紅白歌合戦の豪華衣装を「東京スカイツリー」にする構想があったことが22日、分かった。

 演出も考えていた。歌い始めは小さいが、だんだんと高く伸びていき、クライマックスでは会場のNHKホールの天井ギリギリまで10メートル以上せり上げるつもりだった。小林は天望デッキから顔を出して歌唱。ツリーの部分にはまばゆいばかりの電飾を散りばめ、クレーンやリフトなどの機材もフルに使った「チーム幸子」の長年の技術を存分に生かせる構想だった。

 また、メガ幸子ツリーは元社長にとってリベンジの場でもあった。92年、小林は「恋蛍」を歌った紅白で「光のファンタジー」と題した豪華衣装で出場。約6万個のLED(発光ダイオード)ライトをきらびやかに光らせる予定だったが、コンピュータートラブルで失敗した。元社長は「今でも悔やんでいる」と話しており、20年後の今年、雪辱を果たしたい思いが強かった。

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2012年5月23日のニュース