島津悦子 縁感じた…新曲「雨の熱海」熱唱

[ 2012年5月4日 17:47 ]

 デビュー25周年記念シングル「雨の熱海」(詞・建石一、曲・弦哲也)をキングレコードから4月25日に発売した演歌歌手・島津悦子(50)が4日、静岡・熱海市の親水公園で開かれた「第10回熱海ふれあい産業まつり」で新曲発表イベントを開いた。

 同まつりに全国から約2万人の観光客が詰めかける中、同公園のイベント広場の野外特設ステージに着物姿で登場した島津は「私は、出身は九州・鹿児島ですが、歌手になりたいという夢はあっても歌手にはなれないだろうなと思って、せめて歌が歌える仕事につきたいと思いまして、静岡鉄道株式会社という静岡の会社に入社しまして、2年半、バスガイドをやらせていただきました。その時代に熱海には何度も来させていただきましたが、今回、25周年記念曲で熱海の歌が歌えるということで、すごく深いご縁を感じています」と笑顔であいさつ。

 その記念曲「雨の熱海」と同カップリング曲「熱海、そして雨の中…」の新曲2曲を披露し、「両方とも同じ土地を舞台にした曲というのは珍しいですが、今回は、両曲とも熱海が舞台になっていまして、『雨の熱海』の最後が『下り最終 しのび雨』で終わってしまったんですけど、さあ、会えるのかしら、会えないのかしらという疑問が残るわけです。それが、このカップリング曲『熱海、そして~』につながっています」とアピール。

 このステージに作曲の弦哲也さんと作詞の建石一さんが応援に駆けつけ、弦さんは「僕が大好きな熱海の歌を島津さんが歌ってくださって、とても感激しています」、建石さんは「僕の初恋の人もバスガイドだったんですが、そういうご縁も感じまして、島津さんに歌っていただけてうれしいです」と、熱海の歌のCD化を喜んだ。

 「熱海観光大使」にも任命された島津は「熱海は、湯量の豊富な温泉、新曲の2番の歌詞にも出てくる糸川の桜、おいしいお魚など自慢できるところがたくさんあるすてきな町ですので、ぜひたくさんの方に熱海に来ていただきたいですね。そして、この歌を聴いて、熱海の素晴らしさを感じていただけたらうれしいです」と話していた。

 今年夏には、ロンドンオリンピックと同時に開催される「JAPAN FESTIVAL 2012 in LONDON」=日本と世界が絆を深め、世界中に日本を再発見してもらうことを目的としたイベント=に日本の心を表現する演歌の代表として参加。

 7月26日にロンドン市のブロードゲートサークルで「大会演歌親善特別大使」として同イベントの公式ソングにもなっている「雨の熱海」を披露するが、「東日本大震災では世界の方々からたくさんの温かいメッセージとかご支援をいただきましたので、今度は、日本から世界に向けて感謝の思いと元気を発信するという趣旨のジャパンフェスティバルで、歌を通じて世界の方々に日本、そしてこの熱海の素晴らしさをお伝えできたらいいなと思っています」と張り切っていた。

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2012年5月4日のニュース