役所広司 原田監督と10年ぶりタッグ「互いに年をとって…」

[ 2012年4月28日 17:15 ]

映画「わが母の記」初日舞台あいさつに登場した出演陣。(左から)原田眞人監督、ミムラ、宮崎あおい、役所広司、樹木希林、南果歩、菊池亜希子

 俳優の役所広司(56)が28日、都内で行われた主演映画「わが母の記」の初日舞台あいさつに、共演の樹木希林(69)、宮崎あおい(26)らと登場した。

 同日付で紫綬褒章を受章した役所は、同席した原田眞人監督(62)に「おめでとう」と祝福を受けるとうれしそうな笑みを浮かべ、「これまで仕事をしてきたスタッフ、キャスト、今回の映画の皆さんのおかげ」と控えめに喜びを表現した。

 同映画は文豪・井上靖氏の自伝的小説が原作。役所は、井上氏がモチーフとなった作家・伊上洪作を演じた。旧知の仲という原田監督の作品には10年ぶりの出演となり、「互いに年をとって新しい映画ができたと思います。若い人にこういう映画もあるんだと感じてくれるといい」と自信を見せた。

 また、映画のクランクアップが昨年発生した東日本大震災直前の3月10日だったと明かし、「映っている風景、空気、水は何も汚染されていない、きれいな日本の姿が映っている」と語った。

続きを表示

2012年4月28日のニュース