高峰秀子さん偲ぶ会400人…遺志継ぎ、裏方表彰を開始

[ 2012年3月28日 06:00 ]

高峰さんの遺影の前で「一本のクギを讃える会」の発足を報告する松山善三監督と養女の明美さん

 一昨年12月に死去した女優高峰秀子さんを偲(しの)ぶ会が27日、東京・成城の東宝スタジオで営まれた。存命であれば、この日が88歳の誕生日。昨年は東日本大震災の影響で見送られ、一周忌後の会となった。

 八千草薫(81)香川京子(80)宝田明(77)ら約400人が出席。夫の松山善三監督(86)が養女の明美さん(56)とともに応対。司葉子(77)は「私がプロデュース、高峰さんが演出する舞台を実現させたかった」と話し、「二十四の瞳」の舞台となった香川県小豆島町の塩田幸雄町長(59)らからは「国民栄誉賞にふさわしい女優」の声も出た。故人の遺志を継ぎ、裏方として映画作りを支えてきたスタッフを表彰する「一本のクギを讃(たた)える会」の発足も発表された。

続きを表示

2012年3月28日のニュース