ジャニーズ東京ドーム募金に17万3000人

[ 2012年3月12日 06:00 ]

ジャニーズ事務所の所属タレントが東京ドームで行った募金活動に集まり、午後2時46分に黙とうするファン

東日本大震災から1年

 ジャニーズ事務所の所属タレントは、東京ドームで募金活動を行った。同事務所の災害支援プロジェクト「Marching J」の一環で、近藤真彦(47)やSMAPからジャニーズJrまで計約180人が交代で登場。仕事の都合で参加できなかった嵐、関ジャニ∞などはビデオメッセージを寄せた。午前10時に始まった募金は12時間以上にわたり、来場者は約17万3000人(主催者発表)に達した。

 午後2時46分には近藤の呼び掛けで、1分間黙とう。約3万人が目を閉じ、東京ドームが静まり返った。仙台市から駆け付けたという女子高生(17)は「石巻市の母親の実家が流された。1年たっても悲しみが癒えない祖父母のような人たちのためにお金を使ってほしい」と話した。

 募金活動は昨年4月1日に東京・代々木第1体育館でスタート。その後もコンサート会場などに募金箱を設置してきた。震災から1年を区切りに終了するが、物資支援は今後も続ける意向で、近藤は「まだまだ東北地方の復興はされていない。これからもいろんなところでサポートしていきたい」と約束した。

 前日10日までに集まった同プロジェクトの募金やイベント収益金などは計8億2655万3991円。代々木第1体育館での募金総額は1億1973万2100円だった。当初は募金の一部を仙台市のパンダ誘致費用に充てるとしていたが、11日の募金と合わせて全額を、岩手、宮城、福島の被災した子供を支援する基金に寄付。10億~30億円と見込んでいるパンダ誘致費用はジャニーズ事務所と関連会社が全額負担する。

続きを表示

2012年3月12日のニュース