広末涼子の夫キャンドル・ジュン氏 ともした鎮魂の炎

[ 2012年3月11日 06:00 ]

被災地へ祈りを込めて――。200本を超えるロウソクに火をともすキャンドル・ジュン氏

 女優広末涼子(31)の夫でキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏(38)が10日夜、東京・日比谷公園で行われた東日本大震災追悼イベントに参加した。

 「キャンドルナイト」と題して直径約20センチのロウソク約20本、同約10センチのもの約200本を自ら並べてあいさつ。「日本は“福の島”。広島と長崎で学べなかったが、福島の事故でしっかり学んだと世界に示したい。それは日本の大人が絶対しなければならないこと」と力を込めた。

 以前から脱原発を訴えており、震災後も精力的に被災地入り。「まずは被災地の人々を支援することが大切だった。ロウソクを作って運ぶのが僕の仕事なのに、水や食料を運ぶしかなかった」と表情を曇らせた。「事故の深刻さは今も変わらない」とした上で「いつからかロウソクに火をともせるようになった。生きてる人が、亡くなった人に“大丈夫だよ”と伝えるためでもある」と述べた。支援のため、昨年生まれた次男には「ほとんど会えていない」と苦笑いし「妻も応援してくれている」と話した。11日は福島県郡山市でキャンドルナイトを行う。

 明かりの中、ラッパーのGAKU―MC(41)、バイオリニスト勝井祐二(47)がライブを行った。

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