3・11後に芽生えた思い 大島優子「震災とAKB」を語る

[ 2012年3月6日 10:26 ]

被災者を笑顔で励ます大島優子
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 2011年3月11日の東日本大震災から間もなく1年。AKB48の大島優子(23)が「震災とAKB」について語った。あの日のことや、復興支援プロジェクトとして被災地を訪れた時のこと、そして、新たに芽生えた思い…。いま、その胸の内を明かす。

 あの日、大島ら主要メンバーはグアムにいた。5月発売の新曲「Everyday、カチューシャ」のミュージックビデオ撮影のためだった。

 「テレビもないところだったので、最初は全然知らなかったんです。そのうち、みんながツイッターを見て“地震、凄いらしいよ”ってなって、どうなんだろう!?って話してたら、マネジャーさんが“津波が来ている”って教えてくれました」

 それぞれが携帯電話で日本の家族らと連絡を取ろうとしたが、誰もつながらなかった。夜になって、食事をする場所にテレビがあり、津波が町をのみ込む衝撃的なニュース映像を目の当たりにした。

 「信じられませんでした。それが日本の映像だとはとても思えなかったんです。みんな、息をのんで“やばい!”って。私は栃木のお父さんにずっと電話してたら、ようやくつながって“ひどい地震だよ”って言われて、ああ、私たちの身近で起きていることなんだって認識しました」

 大島らは地震発生から2日後に帰国した。東京の自宅は被害がなく、仙台に住む親戚の無事も確認できたが、仕事で会う人会う人から当日の詳しい状況を聞かされた。

 「みんな口をそろえて“死ぬかと思った”って言ってました。それを聞いて凄く怖くなりました」

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