「八日目の蝉」が作品賞など10冠/日本アカデミー賞

[ 2012年3月2日 23:06 ]

最優秀主演女優賞を受賞した「八日目の?」の井上真央

 第35回日本アカデミー賞の授賞式が2日、東京都港区のホテルで開かれ、成島出監督の映画「八日目の蝉」が作品賞や監督賞など計10部門で最優秀賞を受賞した。

 「八日目の蝉」は、角田光代さんの同名小説が原作で、赤ん坊を誘拐した女の逃避行を描いた。主演女優賞は井上真央、助演女優賞は永作博美でいずれも同作品への出演で受賞した。

 主演男優賞は、昨年7月に死去した「大鹿村騒動記」の原田芳雄さん。助演男優賞は「冷たい熱帯魚」のでんでん。

 アニメ作品賞はスタジオジブリの「コクリコ坂から」、外国作品賞は「英国王のスピーチ」がそれぞれ選ばれた。

 ほかの部門の最優秀賞は以下の通り。(敬称略)

 ▽脚本賞=奥寺佐渡子(八日目の蝉)▽美術賞=西岡善信、原田哲男(最後の忠臣蔵)▽撮影賞=藤沢順一(八日目の蝉)▽照明賞=金沢正夫(同)▽録音賞=藤本賢一(同)▽編集賞=三條知生(同)▽音楽賞=安川午朗(同)

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